なぜ「ボランティア」指導のままではいけないのか?

こんにちわ。
ハンドボールビジネスアドバイザーの牟田です。

今日はハンドボールに限らず、教員をはじめ、日本のスポーツ指導にあたっている多くの方に当てはまってしまっている「ボランティア指導」についてご説明していきたいと思います。

なぜ「ボランティア」指導のままではいけないのか?

はじめにお断りしておきますが、ボランティアや小学の報酬で指導されている方やチームを否定しているわけではありません。
私自身もほぼボランティア指導でしたし、そのような方の情熱のおかげで、多くの子どもたちがスポーツに打ち込めています。
本当に頭が下がる思いです。ありがとうございます。

しかし、これからの時代や今後の子どもたちのスポーツを取り巻く環境を鑑みた時に、より良い方法や方向性として、「脱ボランティア指導」を考えていかなければいけないと感じております。
そのきっかけの一つとして最後までお読みいただけたら幸いです。

先程も書きましたが、私自身も15年間教員を務めていた中で、ずっと運動部の顧問としてほぼ「ボランティア指導」でした。(ほぼといったのはごくごくわずかな手当がついたので)

生徒たちの成長や目標に向かってチーム一丸となって取り組むことなどやりがいも感じていたのですが、結婚して子どもが産まれてからは週末に家を空けることに日増しに罪悪感が増していきました。
妻は一人で子ども二人を見なければならず、よく実家の両親を頼っていました。

また、これは「顧問あるある」ですが、顧問が変わるたびに規律あるチームが崩れたり、弱体化したりしていってしまいました。
教員の人事異動は部活にほとんど影響しませんから、全くの未経験者がその部活の顧問になるなんてことは日常茶飯事です。
実際、私自身もハンドボール未経験者でしたが「体育教師だから」という理由だけで、ハンドボール部顧問になりました(汗)

多くのボランティア指導やスポーツ少年団の現場でも同じようなことが起きているのではないでしょうか。
それは「一人の情熱に頼っている」ということです。
そして、「ボランティアで指導しているんだから仕方ない」という言い訳が、その関係者の大人たちの中にあるかもしれません。

・始めた方は好きで情熱を持って始めたが、それを引き継ぐ人がいない
・引き継いだ人にも家庭や仕事の都合があり、前任者のようにできない

などのようなことが地域のスポーツクラブやスポーツ少年団でも起こっていると思います。

先ほどの部活の問題も含め、一番の被害者はそこに参加している子どもではないでしょうか?

・2年生までは一生懸命な顧問だったが、3年生になって素人でやる気のない顧問に変わった
・地域のスポーツクラブに入ったが、来年から引き継ぐ人がいないのでチームが消滅する
・今年から代表者が代わり、前任者よりも練習回数が減り、勝てなくなった

このような思いをしている、またはいずれそうなってしまうかもしれない子どもたちも多いのではないでしょうか?

要するに、「持続可能」ではないのです。
「持続可能」とは、最近良く耳にするフレーズだと思いますが、分かりやすく言うと、
「個人に負担をかけすぎず、みんなでこの活動を続けていける仕組みにしましょう」ということだと、個人的に解釈しています。

収益化すれば「持続可能」になる?

では、収益化すればその問題はすべて解決するのでしょうか?
もちろん、全てとはいい切れませんが、多くの問題が解決する方向に向かうと思います。

収益化のメリットは次のとおりです

①指導者の仕事として成立する

②優秀な人材を採用しやすい

③子どもたちが安定的にスポーツに打ち込める

解説していきます。

①指導者の仕事として成立する

収益化の財源は主に会員さんからいただく月謝などの会費です。
そのなかから指導者に相応の報酬を支払うことで、指導者自身の仕事として成立することができます。

仕事ですので、責任感や準備などがボランティア指導の頃よりも一段と増してきます。
また、ボランティア指導の現場でよくある暴言や体罰の類のものが起こらなくなるはずです。
(お金を払ってまで暴言を言われたり、体罰されたい人はいませんから)

またその報酬を自分の生活費ではなく、研修や道具などの購入費用に当てることもできるので、子どもたちに還元させることもできます。

すると、子どもたちに好影響を与えることができますね!

②優秀な人材を採用しやすい

はっきり言って、スポーツは指導者で決まります。
そこに雇用が生まれると、優秀な人材を採用しやすくなります。

優秀なコーチが入れば、そのコーチから指導を受けた子どもたちはさらにそのスポーツに打ち込んだり、成長したりすることができます。
すると、そのチームにはいりたいという子どもたちがさらに増え、会費収入が増えて、報酬も増えて、と好循環を生み出すことができますね。

③子どもたちも安定的にスポーツに打ち込める

このような好循環に入れば、継続的に長期間チームが成立されるので、子どもたちも安定的にスポーツに打ち込める環境ができあがります。

このような環境の子どもたちが増えれば、子どもにとっても親にとっても地域にとっても最高ではないでしょうか?
私はこんな環境を子どもたちに提供したいと考えています。

しかし、もちろん課題もあります。
現在の私自身の課題でもあるので、包み隠さず、みなさんにも共有したいと思います。

課題①指導者としての報酬だけで生計を立てることは難しく、副業や兼業が必要

やはり、はじめはその指導者としての報酬だけで生計を立てることは難しいです。
会員さんが少ないときは、会費収入も少ないのでなかなか難しいです。

大抵の場合、夕方から練習があるので、午前中などは比較的時間にゆとりがあると思います。
その時間を別の仕事として働く、もしくは時間の融通がきく仕事や部署に変更してもらうなど会社側との交渉が必要な場合も出てくると思います。

私自身も昼間は週に2回ほど、高校の非常勤講師として働いて、生活費の足しにしています。

課題②本当の意味で事業化し、持続可能的にしていくには法人化が不可欠

そして一番の課題はこの「法人化」です。
個人で行っているうちは、本当の意味で「持続可能」ではありません。
その個人が病気や事故で動けなくなってしまっては続けられないので。

なので、収益化に成功したら、株式会社でもNPO法人でも形はどうあれ、法人化していかなければいけないと思っています。

なぜなら、子どもたちに安定的にスポーツに打ち込める環境を提供できないからです。
そんな無責任な大人の姿を私は見せたくないと思います。

なので、私も早い段階で法人化していく方向性で動いていきます。

まとめ

どうでしたか?
収益化にはもちろん課題もありますが、収益化で解決できる課題も多くあります。

これを機会にあなたのスクールやクラブについて考えるきっかけになれば幸いです。

参考になったらぜひシェアよろしくお願いいたします。

また、直接聞いてみたいことがありましたら下のお問い合わせフォームからのお問い合わせをお願いいたします。

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