ハンドボール起業ストーリー

はじめまして。

私の名前は牟田歩(むたあゆむ)と申します。

私は正規教員として15年間勤務した後に退職し、現在、ハピネス・スポーツクラブKOTAという体育教室やハンドボールスクールを運営しております。

現時点で会員数は100人を超えており、どの教室もほぼ満員でキャンセル待ち状態です。

特にハンドボールスクールは小学校や中学校にも部活やチームがなく、まさに「不毛の地」ですが全部で70名近い子どもたちがハンドボールに取り組んでいます。

その中でもやる気の高まった子たちが出てきて、来年度からはジュニアチームを立ち上げて大会にも参加していく予定です。

また、教室事業以外にもキャンプや合宿のイベントなども行なっており、3年目にして教員時代の年収を超えることができました。

そんな順風満帆に見えるクラブ事業ですが、最初からうまくいったわけではありませんでした。

教師時代のジレンマ

実は私自身はハンドボール競技経験がありません。

しかし、異動した先の中学校でハンドボール部の顧問を務めることになり、必死に勉強してどんどん魅力にのめり込んでいきました。

そして、市内大会や地区大会で結果を残せるようになりました。

その時に

「こんなステキなスポーツをもっと多くの子どもに伝えたい!」

と強く思いました。

しかし、いつしか職場内では中堅となり、責任ある仕事を任せられることが多くなりました。

そして、結婚し子どもが2人生まれましたが、平日は家族との時間は取れない日々が続きました。

朝は4時半に起き、家族が寝ている間に出勤し、夜は残業し家族が寝てから帰宅。

「オレは一体なんのために働いているのか」

そう自問自答する日々が続きました。

折しも、運動不足や体力低下により運動が苦手な子どもたちがたくさん増えてきました。

そのこともあり、いつしかスポーツ教室の開業を夢見るようになりました。

私はもともと教員として働いていたのでビジネス経験や知識がゼロでした。

それでも「なんとかなるだろう!」というタカをくくって開業の準備を始めたら、分からないことだらけで地獄を見ました。

わからないことがわからないことの恐怖

まさに「わからないことがわからない」状態でした。

・どうやったら会員さんは集まるの?

・集客方法って何があるの?

・そもそも経営ってどうやるの?

と分からないことだらけでした。

そして1番の問題は「それが正しいかどうか分からない」ことでした。

さらにコロナ禍到来、、絶望

さらに追い討ちをかけるように、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で予定していた体験会などのイベントは全て中止にせざるを得ない状況となりました。

まさしく絶望です。

銀行の預金残高はどんどん減っていくが、なんの活動も出来ない。。。

この焦りや苛立ちはとてつもないものでした。

「このままでは何も出来ずに終わってしまう」

「いっそコロナを理由に教員に戻っても言い訳できる、、」

そんなことを考えてしまっていました。

今思い出しても、とても気分が悪いです。

そして、未熟な私はその焦りや苛立ちを妻や子どもたちにぶつけるという、人として最低な行動をとってしまいました。

そんな自分が本当に嫌になり、どうしたらいいかもがき苦しんでいました。

そんな時、ある転機が訪れます。

マーケティングとの出会い

その危機感からスポビジ大学を主宰する株式会社サンビリーフ代表の宮城哲郎氏の指導を仰ぎました。

そこで

・経営者のマインドセット

・ビジネスとは

・集客とは

などの、とても大事なビジネスの知識、経験を学ぶことができました。

1番の収穫は「正しいかどうかの基準を学べたこと」です。

1人で経営していると、本当に不安になります。

宮城氏からいただくのは耳障りの良いアドバイスだけではありません。

自分にとって痛いところや至らない部分をズバッと言及されることもあります。

しかし、それが一人でビジネスを行っている身としてはとても貴重な機会なわけです。

だって、誰も正しくしてくれる人いないと間違った方向にビジネスが進んでしまうわけですから。

すると、状況は劇的に変わりました

体験会に参加してくださる方がじわじわと増えていきました。

安くはない月謝でしたが、月謝も聞かずに入会を決めてくださる方もいらっしゃいました。

そして開始半年でハンドボール教室はほぼ定員になり、別の日程を追加しなければいけないほどになりました。

追加した教室もすぐに定員が埋まり、現在は100人を超える会員が在籍しており、来年度からはジュニアチームを立ち上げて活動していきます。

難しいと言われていた収益も回るようになり、どこからも借金したり、持ち出しをしたりする必要がなく、スクールの活動に必要な道具を買うことができています。

教員時代と同じぐらいの生活費も稼げるようになり、共働きの妻と協力して生計を立てることができています。

今までは教師として朝から夜遅くまで働き、子どもと過ごす家族との時間がほとんどありませんでした。

しかし、今では下の子どもの幼稚園への送り迎えができるようになり、朝晩ともに家族で食卓を囲む日々を増やすことができるようになりました。

また、一緒にお風呂に入ったり寝る前にカードゲームをしたり絵本を読んであげたりすることができるようになりました。

いくら稼げるようになっても、家族との時間が奪われてしまっては、元も子もないと私は思います。

「教師の代わりはいくらでもいるが、親の代わりは誰もいない」と先輩教師から言われましたが、まさにその通りで、家族との時間はもう二度と返ってきません。

私は家族との時間も大切にしつつ、しっかりと稼げるようになったことで、とても満足した生活を送ることができるようになっています。

ハンドボールクラブ関係者の皆さんはどうですか?

本当に一人で全部やりきれますか?

ついつい怠けてしまう時、手を抜いてしまうときはないですか?

正直、私はあります。

だから私はきちんと対価を払いコンサルタントをつけています。

そして、その価値は十分にあると断言することができます。

迷った時に相談するビジネス上の相手がいると、いざというときにとても安心です。

悩んだときに励まされると、勇気をもらうことができます。

1人でビジネスを始めるならば、なおさらです。

スポーツでは上達するため、試合でいい結果を出すためにはコーチがいるのは当たり前です。

自己流でやっても必ず頭打ちします。

「ビジネスでもコーチを」

この欧米では当たり前の文化を、ぜひあなたも取り入れてみませんか?

せっかくハンドボールスクール、クラブを始めようと思ったあなたには絶対に失敗してほしくありません。

全国で頑張られているハンドボール関係者の皆様へ

私は「ハンドボールを支える人を支えたい」です。

前述の通り私自身、ハンドボール競技経験はありません。

しかし、赴任した学校で顧問を任されることになり、ただただ熱意だけで指導してました。

恐らく日本のハンドボール界、特に中学高校世代はそんな方々によって支えられています。

しかし、これから部活動の地域移行も進み、小学生を含めたジュニア世代の環境整備は喫緊の課題です。

その環境とは間違いなく指導者です。

しかし、指導者のほとんどは普段は別の仕事を持っている方ばかりで、その方々の「やりがい」だけで持っているのが現状です。

それでは持続可能ではありません。

これからの時代に必要なのは指導者を支える「クラブ」や「スクール」などのハードだと私は思います。

稼げるクラブやスクールが増える→いい指導者が集まる→いい選手が育つ→ハンドボールが人気スポーツになり盛り上がる

この未来を描くためには私だけの力では足りません。

稼げるハンドボールクラブをつくるのは同業者やライバルではなく、ハンドボールを支える「同志」だと私は思います。

今後の夢は起業したスクール、クラブ経営者で集まってお酒飲みながら経営座談会でもやりたいですね!

ここまで読んでくださり、ありがとうがございました。

追伸

もしもあなたが自分の経験やスキルを生かしてハンドボール起業したいと考えていたらぜひ下のフォームからあなたの思いや悩みを聞かせてください!