「食っている人」を紹介します!

先日のクラブ経営座談会でハンドボールで「食っている」私自身の話をさせていただきましたが、
「そうは言っても、ほんとにハンドボールで食っていけるの?」
と思っている方も多いのではないでしょうか?

また、

・クラブが収益を上げると営利団体になって小学校の体育館や公共施設を借りられなくなる

・スクール、クラブ以外の時間のマネタイズはどうしてるの?

と不安な方もいらっしゃると思います。

そこで今回はハンドボールクラブ・スクールで「食っている」人を紹介します!
(もちろん、ご本人の承諾・快諾を得ていますよ!)

この方々には実際に私がZOOMでお話を伺いましたよ。

こんな食っていく方法があるんだという参考にしてみてくださいね!

1人目 TSCハンドボールアカデミー 奥澤航一郎さん

お一人目はTSCハンドボールアカデミーの奥澤航⼀郎(おくざわこういちろう)さんです。

奥澤さんは1989年生まれで滋賀県⾼島市出⾝。

TSCハンドボールアカデミーは総合型地域スポーツクラブ「認定NPO法人TSC」のコースの1つとして活動しています。

TSC高島スポーツタウンプロジェクトについてはこちら→https://www.tsc-presents.jp/

TSCハンドボールアカデミーの様子↑

「総合型地域スポーツクラブってなに?」という方に簡単に説明しますと、

総合型地域スポーツクラブは、人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブです。

参照:スポーツ庁HPより

ざっくりいうと、地域のスポーツ活動の担い手としてスポーツ庁や地方自治体が活動を後押ししているんですね!

なので、自治体と協力体制がとれてる総合型地域スポーツクラブであれば、地域の公共施設を優先的にしかも非営利団体の料金で借りられるそうです。

実際にTSCさんではそのようにしているので、定期的に施設を確保する事ができているのはもちろん、低料金で借りることができていて、コストを抑えることができているんだとか。

練習場所や施設利用料でお困りの方も多いので、とても参考になりますね(^^)

次は気になる収益です。

月謝は一人あたり6400円ですが、その中から数%をTSCへ運営費として納めて、残りを自分の収入としているそうです。

なので、会員さんが増えればTSCのの運営としても助かるし、奥澤さん自身も収入が増えるので両者ともにwin-winですね(^^)

また、奥澤さん自身は日中はご自身で企業の採用支援や広告の会社を経営されているので、収入に関しては2つ柱があり、精神的にゆとりを持ってハンドボールの指導に当てれるそうです。

印象的だったのは、

「採用支援や広告の仕事がハンドボールに生きて相乗効果が生まれるんです。もし、午前中の時間・収益がなくて収入の柱がハンドボールだけだったらもっと切羽詰まってハンドボールの指導にあたっていたかもしれません」というお話。

私もそうですが、ハンドボールスクールやクラブが始まるのは夕方以降。
それまでの午前中の時間をマネタイズ含めていかに有効的に使うかで、スクールやクラブでの活動にゆとりや会員集客に違いが生まれます。

その時間の使い方次第なので、ぜひ考えてみてくださいね!

2人目 フリーハンドボールコーチ 小田中 叡人さん

2人目はフリーハンドボールコーチのの小田中 叡人(おだなかあきと)さんです。

https://twitter.com/AkitoOdanaka?s=20

小田中さんはデンマークで女子チームのヘッドコーチを経験した後に帰国して、体育施設の運営などの仕事を経験した後にフリーのハンドボールコーチとして独立された方です。

「フリーのハンドボールコーチってなに?」

と思われた方も多いと思います。
ですが、サッカーやバスケ、バレーなどではそのような自分の所属チームを持たずに年間◯回とかで契約して指導にあたっている方も多いんです。

小田中さんはそのハンドボール版としてフリーのハンドボールコーチとして活動されているんです!

小田中さんは平日はクラブチームやアカデミーのコーチとして指導に関わり、週末や祝日などはチームに所属していなくてもだれでも気軽にハンドボールに参加できるイベントとして、フットサルの個サルならぬ「個ハン」を企画して活動しているそうです。

個ハンは、はじめは参加者も少なくて3対3を2時間(!)やり続けていたそうですが、今では参加者も増え30名を超える方が参加されているそうです!

そのような普及活動をされている一方で、強化活動にも熱心で高校や大学との連携を強化して幅広い世代にもハンドボールを展開していきたいと考えているそうです。

小田中さんの場合はハンドボールコーチとしての収入にプラスして、個ハンのようなイベント収入もある形です。
土日祝が仕事となることが多くなりますが、好きなハンドボールのイベントを行い、収入も増えるので全然ありじゃないでしょうか?

また、自分が休みたいと思った日はイベントを入れなければいいだけなので、自分で休みを調整できるというのもポイント高いですね(^^)

私と同様、小田中さんも独立するときは「ハンドボールで食っていけるわけないよ」と反対されたり、止められたりしたこともあったそうでうが、「絶対にできる!」と強い決意で行動を起こし、実際に食っていける様になったそうです!

自分のクラブだけで大丈夫かなと思っている方は、こんな働き方もあるというんだと参考になれば幸いです。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか?
ハンドボールで食っていくためのヒントがたくさんあったと思うので、これから始めようと思った人はぜひ参考にしてみてくださいね!

私自身は同じ志で活動されている方がこんなにいるなんて、とても心強い気持ちになりました。

クラブ立ち上げを迷われている方、ご安心ください!

全国には私も含めてこんな仲間もいますよ(^^)

・ハンドボールスクール、クラブを立ち上げたいけどどうすればよいか分からない

・クラブを立ち上げたけど、なかなか人数が集まらない

とお悩みの方は、下のお問い合わせフォームからぜひ一度ご連絡ください!

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