先日、ご協力いただいた「運営アンケート」の結果がまとまりましたので、大公開します!
ご協力いただいたスクール、クラブの皆様ありがとうございました!
中にはこれからクラブを立ち上げようとしている方もいらしたので、そのような方の参考にもなるかと思います。ぜひ最後までご覧ください!
①運営形態について
クラブが最も多く、45.5%という結果になりました!
やはり大会に出ていい結果を出すために活動しているチームが多いようです。
一方、スクールも36.4%あり、技能の向上や純粋にハンドボールを楽しむスクールが多いことが意外でした!
会員目線で考えると活動を始めやすいのはスクールなので、これからスクールが多くなったり盛り上がったりしてくると、ハンドボール人口も増えるかもしれませんね!
②会員数について
次に会員数についてです。
まだ設立前の方を除くと、11人〜40人と小規模な会員で運営をしているところがほとんどでした。小規模だと一人ひとりに手厚く指導できたりスタッフも少なく済む反面、後で紹介しますが収益化したり活動費を集めたりが難しくなるケースがありますね。
そんな中でも40人以上の会員さんを集めている団体も2つありました!
やり方によっては多くの会員を集めることができるコンテンツ(ハンドボール)なので、希望が持てますね!
③会員募集方法について
最も多かったのは紹介や口コミですね!
また、チラシだけでなくインスタなどのSNSを活用している団体も多かったです!
それに比べると、お金を払って出す広告を活用している団体は少ないように感じました。
広告に使う費用がないというのも理由かもしれませんが、今は1日100円単位でも簡単に広告を出せる時代です。
本当にメンバー不足に悩んでいるチームがあれば活用を検討してみてもよいのではと思います!
もし活用の仕方がわからない場合は「インスタ 広告」などで検索してみてください!
④主な練習場所について
主な練習場所は小中学校の体育館や自治体の体育館、学校などのグランドでした。
そうなると問題は練習場所の確保となります。
もちろん、体育館はハンドボールだけでなくバスケットやバレー、バドミントンや体育教室なども利用しているので定期的に借りられるところは少ないという問題が起きてきます。
さらにそのような公共の施設を使う場合はいわゆる「営利目的」の場合は利用料が2倍になったり場合によっては借りられないということもよくあります。
そんな中でも民間の体育館やフットサルコートを利用している団体も2チームありました。
うちのチームもそうですが、民間だと定期的に借りやすいということがあります。
しかし、その分レンタル料が割高ですが月謝としては高く設定しやすいという考え方もできます。
このあたりも踏まえて練習場所や月謝問題を考えることが大事かなと思います!
⑤平均月謝について
月謝は先程の練習場所の確保と連動しているため難しい問題かなと思います。
やはり、1000円〜3000円という安い単価の団体があわせて63%を超えてきました。
そんな中でも5000円以上の団体も27%もあるので、それだけの価値があるということは安月謝で苦しんでいる関係者の方も勇気づけられるのではないでしょうか?
他の習い事と同様にコンテンツとしての魅力なり需要は必ずありますね!
⑥スタッフの有給について
この質問ははっきりと分かれました。
やはり無給でやられている方が多かったです。
以前、記事にまとめましたがボランティア指導だと「持続可能」ではありません。
これからクラブを立ち上げる方はぜひ有給を前提として考えてほしいところです。
⑦運営上困っていることについて
<答えられる範囲で具体的に>
・新規の会員募集
・今まで安い会費で参加できていたのに、スタッフの報酬を支払う為に会費の変更をした、1000から1500円に。但し、これでも健全運営には不十分。単価に対しての価値以上の提供努力がスタッフ含めまだまだたりない。
・週2回の練習で月2000円の月謝で行っている教室にお手伝いに行っている。
・社会人なので仕事優先、家族優先の中で、いかにハンドボールに時間を作ってもらえるか。何かしらイベントを作って報酬を与えることで参加の意欲を上げるのもありなのか。
・参加無料のスクールのため、敷居は低いですが定着する家庭が限られます。今はまとまった代が卒業したため、参加が少なくなり運営が厳しくなり気味です。
・年により人数にばらつきがある。
・ハンドボールができる施設が少ない
・スポーツをする子どもが少なくなってきている
・生徒数に対して指導者が少ない。また指導レベルがまだまだ低いと感じています。
・活動資金の集め方をどういう戦略を立てていく迷っている
・相場がわからない。
やはり、会員募集や月謝にに対しての価値提供とのバランスで苦労されている印象です。
このブログでもよくまとめていますが、現代は子どもたちがスポーツ離れやゲームにはまっていることもあり、すぐにハンドボールを選んでくれる時代ではありません。
まずは楽しくスポーツやボールに親しむ機会を作り、そこから関係性を築いていく中でハンドボールを選んでくれるような仕掛けが必要だと考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他の団体の様子や困っていることなどが共有できたことに意義があるように個人的に思います。
私が言いたいのは
「苦しんでいるのはあなただけじゃない!みんなで知恵を出してがんばろうよ!」
という事です。
ぜひ、みなさんでハンドボールの普及、発展のために力を合わせていきましょう!
運営のことで困ったり悩んだりしている方が見えましたらぜひお声がけくださいね!
また、来月にはセミナーも予定していますので本気でクラブ・スクールづくりしたい方はぜひご参加ください!
セミナーはこちら→
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