ハンドボールビジネスコンサルタント
牟田歩
前回はハンドボールクラブを運営していくにあたっての費用についてまとめてみました。
まだ読まれていない方はこちらからご覧ください↓
そこで今回はハンドボールクラブの収入源についてまとめていきたいと思います。
ハンドボールクラブの月謝以外にどんな収入源があるのか気になる方やどうやってその収入源を作ればいいのか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
収入源が一つだけだと?
そもそもなぜ収入源をいくつか確保しないといけないのでしょうか?
答えは単純でハンドボールクラブだけでは「食っていけない」からです。
ハンドボールクラブということは一人で見るには1チーム20人程度が限界です。
すると、
月謝が5,000円の場合、月謝5,000円×20人=100,000円/月
ほどが収入の限界です。
前回の記事のように運営していくにあたっては必ず費用がかかります。
それをまかった上で、自分の生活費まで稼ごうと思ったら、このぐらいの収入では全然足りません。
そのため、ハンドボールクラブ以外にも収入を確保する必要があります。
実際に私のクラブでも同じように複数の収入源を作っているので、ぜひ参考にされてくださいね。
収入源1:ハンドボールスクール
ハンドボールスクールは「技術向上」や「エンジョイ系」などのテーマに則って週に1,2回程度開講します。
曜日を決めて開講できる事が多いため現在の仕事との兼業なども比較的しやすいと思います。
実際に私も教員を退職後起業2年目までは高校の非常勤講師として午前中に働きながら、スクールを運営していました。
週に1回の練習だとして、開講できる日や場所が増えればその分のスクール収入を得ることができます。
収入源2:幼児体育教室
幼児体育教室は未就学児の子どもたちに様々な運動指導をします。
自分たちで夕方に教室をひらくこともあれば、保育園や幼稚園の正課の一つとして取り入れてもらえることもできます。(報酬は1回5000円=1万円程度、月に1〜4回程度)
また、父母の会からの有償依頼で単発イベントとして行うこともあります。
ハンドボールと関係ないのでは?と思うかもしれませんが、ハンドボールの要素の中にある「走る」「跳ぶ」「投げる」は近年の子どもたちが不足している体力要素であるため、その課題解決のためにハンドボールでのコーチング経験を活かすことができます。
また、私のクラブでもそうですが、小学生に上がるタイミングでハンドボールスクールに移動する子もおり、ハンドボールをスポーツの選択肢の一つに入れてもらいやすくなります。
収入源3:小中学校のハンドボール外部指導者
最近は部活動の地域以降の話題が多く出ており、どこの地域でもその指導者不足などで問題を抱えています。
そこで自治体等は報酬をきちんと払い、指導者を確保しようとしています。
先日、発表されていましたが東京都の地区で週に4回程度で月に20万円の報酬をいただけるという例をあるそうです。
もしスタッフがいた場合、そのスタッフと自分のクラブと上手く連携しながら外部指導者として働くことができれば安定的に収入を得ることができます。
また、そこで自治体と上手く信頼関係や実績を積み重ねることができれば、今後別の依頼や仕事が入ってくるかもしれないので、選択肢の一つとして考えてみてもよいのかもしれません。
収入源4:単発イベント、短期教室
他には単発でハンドボールや運動のイベントを自主開催したり、講師として呼ばれたり、誰か別の方やチームなどとコラボしたりすることもあります。
また、夏休みなどの長期休み中は短期教室として午前中の時間を有効活用して収入を得ることができたりします。
収入源5:キャンプや合宿などの高額商品
会員を対象とした日帰り遠足やハンドボール合宿なども大事な収入源となります。
なぜなら高額商品のため、売れた場合の残る利益が多いため、その利益を使って次の生徒集客のための広告費などに使えるからです。
私のクラブではこのキャンプや合宿が大変人気です。やはり最近の子どもたちはなかなか親元を離れて子ども同士で生活をするという経験が少ないため、その貴重な経験を積ませたいと考えている親も多いように感じられます。
ただ、これを読んでいる方の中には、たくさんの子どもたちを連れて遠出や泊まりに行くことに大きな不安感を感じている方もいるかもしれません。
私自身が教員時代から遠足や宿泊を伴う引率に慣れているというのもありますが、皆さんはまずは日帰り遠足などからぜひ挑戦してほしいと思います!
収入を増やすだけではなく、接点が増える!
いかがでしたでしょうか?
これらを組み合わせれば毎月20〜30万円程度の収入は得られそうな気がしてきましたか?
大事なことはどれか一つに頼るのではなく、複数を組み合わせることです。
複数の収入源を組み合わせると、さらに良いことがあります。
それはあなたのハンドボールクラブへの接点を増やすことにも繋がるのです。
幼児体育教室→ハンドボールスクール
単発イベント→ハンドボールスクール
というような流れができれば、あなたが本当にやりたいと思っているハンドボールクラブへの導線にもなります。
実際に私のクラブでもこのような流れができたからこそ、ジュニアチームを立ち上げることができましたし、会員を増やして生活費を稼ぐことができています。
もしもあなたがこのような複数の収入源を確保していきたいとお考えでしたら、ぜひ下の問い合わせフォームからご連絡ください!
ご連絡お待ちしております!