もしもあなたがこのことを知らずにハンドボールクラブを起業してしまったら、かなりの確率で上手くいかないでしょう。
最悪の場合、倒産してしまうケースがあるかもしれません。
ビジネスの3つの軸とは?
3つのビジネスの軸とは以下の3つです。
①C:コンビニエンス
価格が低く、誰がやっても一緒のサービス。
薄利多売。競合と値段や都合で選ばれる。
②P:プロフェッショナル
超高価格。セレブや一流芸能人御用達。
スタッフ、施設設備すべてが一級品。
③R:リレーション(関係性)
お客様の声を聞きながらサービスを行う。
お客様がファンとなり、リーピーターが多い。
この3つの軸の話を学んだ方は、
「よし、うちはRの関係性でいこう!」
「お客様をファンにしよう、リピーターになってもらおう!」
と思うはずです。
はっきり言いますが、それでは必ず失敗しますw
必ずいつのまにかC(コンビニエンス)になります。
なぜ軸ブレが起きるのか?
なぜかというと、私もそうだったからです。
私も「R(関係性)でいこう!お客様を大事にしていこう!」
と思って、ハンドボールクラブを立ち上げ、ビジネスがスタートしました。
はじめはクラブの理念に賛同した方々が集まり、その方々の声を聞いて関係性を大事にしてハンドボールクラブを展開させていきました。
しかし、次第に会員様が増えるにつれてクラブの理念とか関係なく、都合の良さだけで入会する方が増えてきました。
「お出かけするので休みまーすw」
「もっと安くならないんですか?」
挙句の果てには
「うちの近くでやってくださいよw」
と、まさにコンビニ感覚でクラブを利用したりこちらに言ってきたりする方が出てきました。
私自身、「都合のいいことばかりで勝手だなー」と内心考えて、会員様のせいにしてしまっていました。
C軸に傾くのには理由がある
そのことを今回の経営合宿で師匠である宮城哲郎さんに相談したところ、こんな言葉を言われました。
「牟田さん、会員様やそのご家族を大事にしてますか?自分の家族を大事にしてますか?」
「ご自分が会員様や家族を都合のいいようにしているから、会員様もクラブを都合よく利用するのではないですか?」
まさに頭を岩で殴られた思いでした。
そうなんです、自分が相手を都合よく使ってしまっていたのです。
会員様だけではありません。
自分の家族に対してもそのように扱ってしまっていました(最低です)
また、仕事の手間をかけずにサボってしまったり、値段が安いからという理由でどこの誰かも知らない人から買うなどのお金の使い方をしてしまっていました。
これはまさにC(コンビニエンス)の行動です。
R(関係性)とはいかに相手のために自分の時間とお金、手間をかけられるかです。
はじめに相手に尽くすから初めて相手が自分のために尽くしてくれるのです。
それを勘違いして、相手は自分・クラブのために尽くしてくれるものだと思った瞬間からC(コンビニエンス)に寄っていってしまうのです。
現代は便利で都合の良いものにあふれているため、その価値観の中でにいると、その価値観に侵されてしまいがちになるのだと私は思います。
あなたはどんな生き方の軸ですか?
まとめると、「ビジネスの軸=生き方の軸」なんだと思います。
普段の生き方がビジネスに出るだけです。
生き方がC(コンビニエンス)なのに、ビジネスだけR(関係性)にはなりません。
つまり、ビジネスをR(関係性)にしたければ、生き方をR(関係性)にしなければなりません。
普段から周りの人を大事にしていますか?
時間やお金や手間をかけていますか?
最初は意識しなければいけないかもしれませんが、いつのまにか自然とできるようになるはずです。
そうなると、いつのまにかあなたのクラブはあなたやクラブを大事にしている人たちで溢れかえり、あなたやクラブのファンとなっているはずです。
それこそがあなたが理想としているクラブではないでしょうか?
そんな理想のクラブを目指して頑張るあなたを応援しています!
追記
「どうやって軸って決めたらいいの?」
「関係性を大事にするってどういうこと?」
と悩んだ方は、ぜひ下のフォームから質問してください!
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