こんにちわ!
体育教室経営アドバイザーの牟田です。
突然ですが、みなさんに質問です。
「皆さんの教室では値付けってどうされてますか?」
もしもあなたが、
「いや〜、とくに考えずにこれぐらいかな?って思って決めた」
「周りと比較して少し安くして来てもらいやすいようにした」
というように、よく考えずに値決めをされていたらこの先も必ず読んでください。
または、これから自分の体育教室を開業しようと考えているのなら、値付けの参考にしてくださいね。
「値決めは〇〇」
京セラの創業者である稲盛和夫氏は、値決めについてこう言われています。
経営の死命を制するものは値決めです。(中略)
値決めは熟慮を重ねて行わなければならないのです。
引用「稲盛和夫OFFICIAL SAITE」
このように、テキトーに決めたら後でかならず後悔します。
「あとで変更すればいいじゃん!」
思った人もいるかも知れませんが、実際のところお客様が目の前にいる中で値上げをするというのはなかなか勇気と度胸がいるものです。
心が強い人や正当な理由があればいいですが、なかなか難しいのが現状です。
実際のところ私も何度か値上げしようとしましたが、まだできていません。
そこでストレスを抱えるくらいなら、はじめから適正な価格をつけて、そこに納得してもらった人にご入会いただく方がよっぽどストレスがありませんよね?
では正しい値決めの方法についてご紹介していきます。
「地域最安値!」や「業界最安値」はなぜダメ?
よくチラシや広告などでもみる「地域最安値!」や「業界最安値」を真似て、あなたもそうしていませんか?
これは大変危険です。
なぜなら、それができるのは資金力に勝る大手企業の戦略だからです。
私もあなたも含めて多くの体育教室の経営者は、一人や少人数で運営している個人事業主や中小企業の経営者の方ばかりではないでしょうか?
そんな方たちが資金力で勝る大手企業と値下げ競争を繰り返してしまうと、当然資金力の差で大手企業に軍配が上がります。
なので、あなたの体育教室の価値をきちんと伝えて、その価値に見合うだけの報酬をいただくのは至極当然のことです。
逆に高級レストランに入ったら、食べた分だけ支払うのは当たり前ですよね?
値決めの方法①「ほしい金額を先に決める」
「え?ふつう逆じゃないの?」
と思った方も知るかもしれませんね。
では理由をお伝えいたします。
体育教室の経営を続けていく以上、資金は必ず必要です。
体育教室の経営を続けていくためにも、あなたが生活していくためにも、この資金は途切れさせてはいけません。
そこで、あなたが欲しいだけの金額を先に決めてから、金額に見合うだけの価値やサービスを提供できるのであらば何も問題ありません。
「そんなことして高くなったら誰も入会してくれないんじゃないの?」
と思われる方もいるかも知れません。
実際私もそう思っていました。
しかし、金額が高くてもその価値が分かって納得した人は入会してくれます。
むしろ、金額を高くしたほうがゆとりや余裕がある方が多いので、文句やクレームが少なくて住みます。
ぜひ試してみてくださいね!
値決めの方法②「松竹梅」をつくる
レストランのメニュー表に「松竹梅」があると、あなたはどれを選びますか?
人間は心理的に真ん中のランクのものを選ぶ傾向があるようです。
これをあなたの体育教室でも取り入れるだけで、単価アップにつながるかもしれません。
ここで大事なことは、いまお持ちの基本メニューを「梅」(一番安いランク)にするということです。
「竹」(真ん中のランク)にしがちですよね?
なぜ「梅」なのかというと、「竹」をいまお持ちの基本コースにしてしまうと、「梅」が見劣りしてしまい、「梅」ですら購入をためらわれてしまうからです。
「梅」を基本コースにすれば、あとはサービスをランクアップしたり限定していくだけなのでほしいと思った人は購入して単価アップにつながっていくからです。
値決めの方法③価値を正しく伝える
どの値段にするにしてもとにかく価値を正しく伝えないと、お客様は購入して入会してくれません。怖がらずに、あなたの教室の価値をしっかりと伝えましょう。そして、その価値と価格に納得いただいた方だけが入会して通ってくれればいいのです。
通いもせずに高いやら安くしてくれだの言ってくる人はお客様でもなんでもありません。
価値を伝えるときのポイントは、別の何かと「比較すること」です。
例えばあなたが高額なマンツーマンレッスンを売りたいときは、
「英会話のマンツーマンレッスンでは〇〇円ぐらいが相場ですが〜」
みたいな形で他のものと比較することで相手も理解しやすくなったり納得したりすることができるようになります。
あなたのことを信頼している人にきちんと伝えれば必ず分かってくれますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このようにきちんと値決めがされると、競合他社との値下げ競争に巻き込まれることもなくなり、ブランド価値も高まり、安定した経営の基盤を作ることができます。
ぜひこの記事を参考に値決めを考えてみてくださいね!
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